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旧ホハレ峠から門入

徳山ダム建設により一般道を閉ざされてしまった旧徳山村門入地区へ行ってきました。

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坂内から旧ホハレ峠に向かう途中、冠雪した金糞岳が朝日を浴びて綺麗でした。





 
 




 
 
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雪を被った峠のお地蔵さんにご挨拶して、林道右手、谷筋(黒谷源流)に降ります。
谷筋に降りる急斜面の踏跡にもうっすら雪が積もり慎重に降ります。



 
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今日もかみさんと一緒なので、もう少し積雪が多ければ今回の山歩きは断念していたなぁと思いながら赤テープを頼りに沢沿いに歩く。


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左手には冠雪したトガスがど~んと広がりなかなか眺めが良い。
とても沢歩きとは思えない眺望の良さ、これも落葉後ならではやねぇ。

 
 
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2つ目の堰堤手前で右手からの小沢を渡ると、黒谷右岸の立派な林道に出た。
地元の方が使っているのだろう、単車、軽トラ、自転車などが置いてある。
旧ホハレ峠から此処までの行程、登山道なら当たり前かも知れないが、生活の為に常用する道としては過酷だと思う。

杉林などを通りしばらく行くと。


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いやはや久しぶり。
ほとんど変わりの無い門入の部落が見えた。
徳山ダムが出来る前に来て以来、7年ぶりだろうか?

丁度、冬支度を済ませ明日の船便で門入を離れるというこの家のご主人としばらくお話できた。

 
 
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懐かしい西谷の沈下橋の上から戸入方面を見る。
とうとうと流れる西谷の流れ、
両岸の柳の茂り具合、
全然変わっとらん。

本流筋や戸入は水没してしまったが、此処だけでも残って本当に良かったと思う。


 
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こんな記念碑がありました。
 
  
時間に余裕があったので、記念碑の上に有るブナ林に行ってみた。


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ブナ林の中にある大きなトチの格好が良かった。
枝の別れ方、苔の付き方、風格、素晴らしい!


 
 
のんびり昼食をとり、門入を後にします。


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お地蔵さんの前7:45~門入9:30

門入10:45~お地蔵さんの前12:45



帰り、藤橋の温泉に寄ったのだが、「最近の若いヤツはスーパー行くのも車やからアカン、そんなもん○○神社の石段、最後まで登れるもんじゃねえ、ほんとうに最近の若いもんは足が弱いわい」と露天でずっとクダ巻いてる爺さんが居て参った。
この爺さんが言ってる神社の石段が幾つあるかは知らない。でも、たいがいの山のてっぺんには祠があってこれを神社とした場合、どんな神社も登りきる自信があるか?と聞かれれば、全国どこの神社でもという訳にも行かんやろうなぁ・・・などと思いながら「ハ、ハァ」と爺さんの怒りを買わん程度に相槌をうつ。
やっと爺さんがあがったので、小生ものぼせ気味の体を冷やしてから脱衣所に戻ると、また爺さん一席ぶっておる。しかも小生のロッカーは1番、爺さんは2番だったのだ(苦笑)
しまいには「こんな鍵いらんわい、とっぱらっちまえ」と管理人に絡む始末。

浮世の煩わしさを忘れのんびり浸かりたいのが温泉だと思う一方、未だにこんな爺さんが居るんやなぁと少し嬉しくなったりもした。

by t-pastel | 2010-11-29 19:54 | 山歩きの記録